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--イラクに大量破壊兵器がなかったことで、自衛隊派遣の大義が揺れている。


「(イラク戦争開戦時に)大量破壊兵器を持っているかもしれないと疑う方が正しかったのか。持っていないと断定する方が正しかったのか。フセイン元大統領は、クルド人に化学兵器を使った。あの時点では、「持っているかもしれない」と疑いも持つ方が自然だった」


--来月14日に期限が来るイラクへの自衛隊派遣。延長するかどうかは大きな政治課題になる。サマワの自衛隊宿営地にロケット弾が着弾するなど、治安の悪化が問題視されているが。

「イラク特措法は戦闘地域、非戦闘地域に分けている。ロケット弾が一発飛んできたからといって、戦闘地域とは言えない。(サマワの)治安維持を担当するオランダ軍が来年三月に引き揚げることが、どんな結果をもたらすかなどを考えないといけないが、危険と背中合わせというのはやむを得ない現実だと思う」


--ブッシュ米大統領の再選は、派遣延長に影響があるか。


「大きな流れとして、いつまでも米軍がイラクにかかわっている状況は考えづらい。暫定政府から本格政権にいずれ移行し、統治機能をイラク人の手に戻す方向は変わらないだろう」


--撤退を選択する状況にないということか。


「統合的に判断すべきだ。例えば、各国の状況、イラクのニーズ、サマワの安全性、国際的な連携の中で、日本も判断せざるを得ない。ただ、現時点では、自衛隊が引く材料はあまりないというのが現実だ」


--派遣延長には野党が反対し、与党内にも慎重論がある。


「特措法は、内閣が基本計画を延長し、国会に報告することになっており、かなり内閣の判断の独立性を認めている。内閣は与党の意見を参考にするとは思うが、それが決定的なものにはおそらくならない」


--サマワでの自衛隊の活動状況など、政府に説明責任があるのでは。


「難しい話をやさしく説明することは難しいが、それでも政府は、国民に理解してもらえるような説明に努力しなければいけない」

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